場外

para la calle

大阪中之島美術館|開館1周年記念特別展 大阪の日本画

166点出展されて前期後期で7割展示替えするという、「それもう同じ展覧会じゃなくない?」という構成。後期に行くかどうかは別にして、とりあえず前期いっぺん行ってみるかと、見た感じとても動線が不親切そうで行きたくなかった中之島美術館に初めて行った。
足腰が丈夫なやつだけが美術館に行くと思うなよ。

去年だかおととしだかに行ったあべのハルカス美術館の「コレクター福富太郎の眼 昭和の名実業家が愛した珠玉のコレクション」のメインビジュアルになっていた北野恒富の作品が多く出展されている。私は知らなかったけど菅楯彦という人の作品もたくさんあり、「何だこの異様に絵のうまい人は」と思った。北野恒富、菅楯彦の両者に学んだ生田花朝(生田花朝女)という画家も、知らなかったけど、「浪速天神祭」という、すごく明るく、かわいく、細かい絵があり、それが一番気に入った。絵葉書もクリアフォルダも買った。同じ構図をなんども描いているそうで、「天神祭」というほぼ同じ絵が順路の最後のほうにあって撮影できるので、寄って小さな人物の顔を接写したりした。ガラスが反射するのでうまく撮れなかった。


(生田花朝「天神祭(部分)」)

北野恒富 - Wikipedia
菅楯彦 - Wikipedia
生田花朝女 - Wikipedia




(帰りに筑前橋から撮った写真)



開館1周年記念特別展 大阪の日本画
https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-nihonga-2022/
2023年1月21日~4月2日 大阪中之島美術館
主催:大阪中之島美術館、毎日新聞社、NHK大阪放送局
協賛:孔官堂、大和ハウス工業、フォーラムkaya新生社
助成:令和4年度地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業
観覧料:一般1700円