はじめに
映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」を見たので、やや簡単な感想を書きました。
料金等
好評につき上映期間延長！というからには混んでるんかなと思ったらガッラガラだったので快適に見られた。配布物は終了していた。料金は特別興行なので各種割引がいっさい適用されず2200円。もともとこの値段の高さで、見に行くか迷っていたところ、母ちゃんが職場の人から「侍ジャパンの映画見ました？めっちゃよかったですよ！」と激推しされたらしく、それを私に伝えてきて、見に行きたそうな空気だったので、じゃあ行こうかと母ちゃんを連れて見に行った。母ちゃんがウキウキで「甘くないポップコーンがあれば食べたい」とか所望するのでコーラと塩ポップコーンを買って、私もポップコーン食べてコーラ飲んだら胸焼けがしました
雑多な感想
・メンバー選定のくだりが長い。選手は正直なところシーズン見てれば誰が選ばれるかはファン目線でも大体わかるので、むしろコーチ陣とかがどういう理屈で招集されたものか知りたかったが、スタッフは固まった状態から映画が始まる。というふうに、全体的に、裏話的なものは思ったほどはない
・栗林くんの挨拶がおしゃれでよかったな〜！自分が悔しくてやるせなくて不安な気持ちを抱えているときにでも周りの人に心配をかけまいという気持ち、鼓舞する気持ちをもってあんなふうに洒脱な挨拶ができる人間になりたい
・終わった試合のことはどんどん忘れるほうなので、試合のドキュメント部分は新鮮な気持ちで見られた
・満足度が高いのは佐々木朗希ファンが一番だと思う。あと大谷、源ちゃん、ダルのファン。めっちゃくちゃ活躍してめっちゃくちゃ映ってるのに仕事人すぎて扱いがあっさりしているのがおれたちの吉田正尚、それでこそおれたちの吉田正尚
・大谷がとにかくよくしゃべる。こんなにしゃべるのかというぐらいしゃべる。合流する選手にいちいち年齢を聞いて自分より年上か年下か確認しているのがおもしろかった。投げてる試合中にベンチ裏で甲斐と話し合っているところ、ランナーズハイみたいにテンション高く、そして頭もフル回転してるのが明白な早口で、そらそうよぐらい言葉をへつって（へつる=関西弁で「すこし削って減らす」というニュアンスの意味。多分「はつる」の転訛？）しゃべっているのも、なかなか見られるものではないので良かった。あと東京ドームでフェン直打ってベンチ裏で「くそ！（ホームラン）いけたな！」と悔しがっている姿も新鮮だった。もちろんエンドロール後のシーンも笑った。あんたが投げたんやで
・ナレーションは、全部の語尾にハートマークがついているみたいなニュアンス過剰なナレーションだった前回の映画に比べたら、もう全然レベルが違って聞きやすかったけど、「夢と見紛う…」云々みたいなウェットなナレーションはちょっと余計かなと感じた
・途中THE FIRST SLAM DUNKばりに無音になる演出があって、自分の耳がおかしくなったのかなとちょっと不安になった
・レイズファンとしてはアロザレナがめっちゃ映っててよかった
・メキシコベンチ内からの映像とかも混ざってたけど、この映画のチームが撮ったものでもない映像をよそから買ってきてるのかな。他国のチームにももちろんたくさん映像があるわけで、それも見てみたいなと思った
・例の件発覚後に再編集したかは明言されていないものの、犠飛のシーンではナレーションで名前を読み上げられるのみで、他の選手の登場シーンでは出る名前テロップが出ないという扱いになっていて、まあ再編集されたのだと思う。ナレ死ならぬナレ犠飛…（一応映像はあるけど）と思った
・別に何も悪いことしてないのにそれ以上に出てない（テロップもない）大城は気の毒
母ちゃんの感想
「源ちゃんちはパンダの鍋つかみ使うてるんやね」
走塁で手の指を痛めたあと、頑として交代を拒否し「走塁行きます」と勢い込む源田壮亮がうわ言のように「パンダの…、あれ…、鍋つかみみたいなやつないですか！？鍋つかみみたいなやつ！」とスライディングミットを求めるシーンがある。あまりに突然のパンダ登場に聞き違いかなと思ったのだけど、母ちゃんも聞いていたということは聞き違いでもないらしい。あと、母ちゃんの職場の人は「何回も泣きました〜！」と言っていたそうだけど、母ちゃんは「泣くとこあった？」とのことだった。うん、私はなかったかな…
映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™」
https://www.japan-baseball.jp/jp/movie/2023/
2023年6月2日劇場公開
監督・撮影：三木慎太郎
製作：J SPORTS、NPBエンタープライズ
配給：アスミック・エース、J SPORTS
