場外

para la calle

42枚のアルバム

さいしょに

ハッシュタグ「私を構成する42枚」というものをツイッターで見かけたのでサイトで作成した。1ミュージシャンにつき1枚、私を構成したかはともかく、主に若いときによく聞いたアルバムを42枚。
並びはジャケットの色味順。タイトルの横の数字は発売年(聞いた年ではない)。



リスト

1. ↑THE HIGH-LOWS↓「FLASH ~BEST~」(2006)
2. トータス松本「TWISTIN' THE NIGHT AWAY」(2012)
3. THE BOOM「THE BOOM 2」(1997)
4. 加山雄三「グレイテスト・ヒッツ〜アビーロード・スタジオ・マスタリング」(2001)
5. 久石譲「魔女の宅急便イメージアルバム」(1989)
6. Various Artists「四月のピアノ」(1998)
7. 米津玄師「BOOTLEG」(2017)
8. ハナレグミ「音タイム」(2002)
9. タブラトゥーラ「蟹」(2000)
10. chilldspot「ingredients」(2021)
11. Various Artists「GREAT JAZZ VOCAL」(1987)
12. 中村一義「太陽」(1998)
13. GOING UNDER GROUND「かよわきエナジー」(2001)
14. 遊佐未森「檸檬」(2003)
15. 坂本真綾「夕凪LOOP」(2005)
16. 東京エスムジカ「World Scratch」(2004)
17. クリンゴン「ボブスレー」(2000)
18. The Offspring「Days Go By」(2012)
19. 川村結花「home again」(2000)
20. GRAPEVINE「Lifetime」(1999)
21. ストレイテナー「CREATURES」(2010)
22. FLYING KIDS「真夜中の革命」(1996)
23. SIBERIAN NEWSPAPER「0」(2012)
24. 竹内電気「PLAY」(2010)
25. Various Artists「chai SUNTORY OOLONG-CHA CM SONG COLLECTION」(2003)
26. 林原めぐみ「SPHERE」(1994)
27. GOMES THE HITMAN「weekend」(1999)
28. 明日、照らす「あなた」(2013)
29. TRAVIS「The Man Who」(1999)
30. Various Artists「LIVE Beautiful Songs」(2000)
31. 宇多田ヒカル「HEART STATION」(2008)
32. the HIATUS「Trash We'd Love」(2009)
33. TM Network「CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜」(1988)
34. WEST.「rainboW」(2021)
35. Crowns「Stitches in the Flag」(2012)
36. SPIRAL LIFE「Flourish」(1995)
37. 小沢健二「Eclectic」(2002)
38. Nothing's Carved In Stone「PARALLEL LIVES」(2009)
39. 矢野顕子「ピアノ・ナイトリィ」(1995)
40. 怒髪天「D-N°18 LIVE MASTERPIECE」(2011)
41. Hermann. H & The Pacemakers「SIX PACKS」(2001)
42. asobius「pray & grow」(2014)



1. ↑THE HIGH-LOWS↓「FLASH ~BEST~」(2006)
こういうのにベストアルバムを入れるのはどうなんだろう。でも私はブルーハーツもハイロウズもクロマニヨンズも通っていなくて、まともに聞いたのはこれ1枚ぐらいなので。アルバム収録曲のうち1曲だけを狂ったように聞いていたというのでいえばザ・クロマニヨンズの「スピードとナイフ」(アルバム「FIRE AGE」収録)のほうが多分聞いてるけど、アルバム単位でよく聞いたというとこれ。
以下、アルバムの1曲だけ狂ったように聞いたせいで全部通してはほとんど聞いてない、というアルバムは出てこない。あくまでアルバム単位でよく聞いたものだけ

2. トータス松本「TWISTIN' THE NIGHT AWAY」(2012)
サム・クックの完コピアルバム。CD屋でオリジナルの写真と並べられていたジャケットを見て爆笑して買ったものの、オリジナルと聞き比べてもまあまあ見事な完コピなので、それって意味あるんか?とも思いつつ(一応、企画の段階では原盤がレコードのみで中古価格も高騰し入手困難、CDはそもそも出ていなかったので、だったら歌ってしまおうということだったらしい)、シンガーのみなさんにおかれてはこういうカバーをがんがん出してほしい

3. THE BOOM「THE BOOM 2」(1997)
これもベストアルバム。ほぼ同時に出た青盤のほうも、もっと前の、最初に出た「THE BOOM」もよく聞いたけど、この赤盤をいちばんよく聞いた。「TIMBAL YELÉ」がめっちゃ好き。宮沢和史ソロの「Sixteenth Moon」もよく聞いた。とにかく宮沢和史をよく聞いていた。十代の終わりぐらい

4. 加山雄三「グレイテスト・ヒッツ〜アビーロード・スタジオ・マスタリング」(2001)
山下達郎もカバーしたシャレオツ極まる英語詞曲「ブーメラン・ベイビー」(珍しく加山雄三自身が詞を書いている。作曲はたくさんしてるけど作詞は少ない)とか、インスト曲とかも収録された、大変バランスのいい、これもベストアルバム。ベストアルバムが好き

5. 久石譲「魔女の宅急便イメージアルバム」(1989)
久石譲は本番のサントラ制作の前にイメージトラックを作るという手法をとっているらしく、これはサントラそのものではなくその原曲集。有名なテーマ曲の「海の見える街」は「風の丘」というタイトルで収録されている。原曲が「風の丘」、本編で実際に使われたのが「海の見える街」、ボーカル付きが「めぐる季節」。「風の丘」をはじめて聞いたときに「人間はこんな美しい音楽が作れる生き物なのか」と感動して泣いた。11歳ぐらいのとき。当時うちにはCDのプレーヤーがなかったので、レーザーディスクのプレーヤーに入れて、テレビにヘッドフォンをつないで、テレビの真っ青な外部入力画面にカックカクの白字で「Track [01] [02] [03]…」と表示されているのを見つめながら聞いていた。あんなに「聞く」以外のことを何もせずに音楽を聞くことも今ではなかなかないなと思う

6. Various Artists「四月のピアノ」(1998)
岩井俊二監督映画「四月物語」のサントラ。映画自体には別に思い入れもないけどなぜかよく聞いた。「休日の歌」という、ボーカル入りの曲が1曲だけ入っていてすごく好きだった。主題歌とかではなく、映画本編で主人公が大学構内を歩いているときに軽音楽サークルかなんかが演奏している劇中歌というやつ

7. 米津玄師「BOOTLEG」(2017)
米津玄師は米津玄師名義の1枚目が出たときぐらいに今はなき梅田堂山のTSUTAYAで面陳されていて借りて聞いて、そのあとどういう人かもいまいち知らずに作品だけを追っていたらなんかどんどん化け物みたいになっていくし売れるし、なんかすごいな、みたいな感じでふんわり聞いていたところ、このアルバムが出たタイミング(2017年11月1日)で大和がFA権を行使した(11月5日。移籍発表は11月30日)ので、あの11月の1か月はものすごく情緒不安定な中でこのアルバムだけを気持ち悪いほどリピートしていたなという思い出。「Nighthawks」がめちゃくちゃ好き

8. ハナレグミ「音タイム」(2002)
これは当時「音楽好きならこれは聞くよな!」みたいな感じでめっちゃ売れていたという印象。だから何をきっかけにとかそういうのは思い出せない。気づいたら聞いていたような…多分中村一義→池ちゃん→SUPER BUTTER DOG→ハナレグミという感じで辿っていってるはず

9. タブラトゥーラ「蟹」(2000)
漫画家つのだじろうと歌手つのだ☆ひろの兄弟であるリュート奏者つのだたかしを中心とした古楽器のバンドによるインストアルバム。タブラトゥーラは是枝裕和監督映画「花よりもなほ」(2006年)のサントラを担当していて、それがすごくよかったので(残念ながらCDアルバムとしては出ておらず、謎の「サントラDVD」というものがメイキングと抱き合わせで発売されている)、じゃあ他のアルバムを、と探して聞いたもの

10. chilldspot「ingredients」(2021)
別に私を構成してはいないけど新しい音楽が全然入ってないなと思って入れた。ラジオで聞いて最近知ったバンド。めっちゃいい

11. Various Artists「GREAT JAZZ VOCAL」(1987)
多分ソニーから大昔に出たジャズのコンピレーション。図書館で借りてめちゃくちゃ聞いたもの。なので現物は持っていない。もしMDが擦り切れるんだったら擦り切れるぐらい聞き込んだなというアルバム。イーディ・ゴーメの歌う「The Gift」という曲が特に好きで、よそで聞いたことがなかったので謎の曲だと長年思っていたけど、あるとき連れてってもらった北新地のバーでピアニストが偶然それを弾いてくれて、「実在する曲なんや!」と思った(※めちゃくちゃ普通にスタンダードナンバーなのを知らなかっただけ)

12. 中村一義「太陽」(1998)
中村一義はどれを入れるか迷う程度にはめちゃめちゃ聞いていたので迷った。「晴れたり、曇ったり」をよく鼻歌で歌っていたなと思ってこれに。なつかしい

13. GOING UNDER GROUND「かよわきエナジー」(2001)
ゴーイングは私を構成するとかそういうレベルではない。レベルではないというか、もしゴーイングのアルバムが42枚あればもうそれがすべて。好きなアルバムというとまた別だけど、あえて「構成」というなら初期のかな、と思ってこれ

14. 遊佐未森「檸檬」(2003)
大正から昭和の歌謡曲などを中心としたカバーアルバム。カバーアルバムも好き。原由子の「東京タムレ」とかもよく聞いた。遊佐未森自体は十代の頃から好きで、オリジナルアルバムだと「HOPE」「momoism」「roka」をよく聞いていた。私を構成する、というのだったら「HOPE」のほうがそうかもしれない

15. 坂本真綾「夕凪LOOP」(2005)
アニメは全然見ないのに90年代に声優の楽曲がすごく好きだった(クラシカルなポップスとしてのよさが当時の声優の楽曲にはあったので)というのもあって、坂本真綾といえば「約束はいらない」でアニメ界に殴り込んできたすごいやつ、であり、あの曲をまずCDTVでサビだけ聞いてびっくりしたのをよく覚えてる。以来、全部ではないもののそれなりにアルバムだけは追いかけていて(今確認したら2枚ぐらいは聞けてない)、いちばん好きなのがこのアルバム。GOMES THE HITMANの山田稔明が関わっているミニアルバム「30minutes night flight」も好き。あれはアルバムのデザイナーまでGOMES THE HITMANの作品と同じで嬉しかった。好きなものと好きなものが合流すると嬉しい

16. 東京エスムジカ「World Scratch」(2004)
多国籍風音楽が好きなら絶対好きというツインボーカルユニットのアルバム。曲ごとにジャンルが違う。いちばん好きなのはcobaによるアコーディオンが入ったイタリア風の「泥の花」という曲。ボーカル2人の声がそれぞれ特徴があってとてもよいのだが、映像などを見たことがないのでいまだにどっちの声がどっちの人なのか知らない

17. クリンゴン「ボブスレー」(2000)
埃臭い大学生時代によく聞いていた。とにかく最初からピアノロック、鍵盤の入った音楽が好きだったんだなと思う

18. The Offspring「Days Go By」(2012)
洋楽をあんまり聞かないので何でこれを買ったのだかあまり覚えていない。同時期に出たLINKIN PARKの新譜といっしょに買ったような…。ただなんかその2枚はよく聞いた。特にどっちを聞いたかなといったらこっちかなと思ったので

19. 川村結花「home again」(2000)
どのぐらいと言葉でいえないぐらいよく聞いた

20. GRAPEVINE「Lifetime」(1999)
TRICERATOPSの「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」(「FEVER」のイントロが好きすぎて最早その1曲前の「GUATEMARA」のフェードアウトアウトロまで好きだったぐらい繰り返し聞いてた(聞き返したらフェードアウトじゃなかった))と迷ったけどこっち。ずっと聞き続けたわけではなく一時期集中して聞いていたものなので、いま聞き返すと聞いていた当時の感情がありありと蘇る。近所の商店街のCD屋でこれの次のアルバム「Here」を予約取寄せして買って家に帰って袋を開けたらGONTITIが入っていたのもなつかしい。G列に置いてあったんやね

21. ストレイテナー「CREATURES」(2010)
テナーはもともとホリエアツシの声がまったく好きではなくて、the HIATUSとのスプリットツアーだったBrain Ecripse Tourで初めて見て突然落ちた。いまでも好みの声かといわれたら全然だけどホリエアツシは天才だと思う

22. FLYING KIDS「真夜中の革命」(1996)
オンタイムで聞いていたわけではなくあとから聞いて好きになったアルバム。インスト曲の「新しい自転車」が好き。インストが入ってるアルバムが好きなんやな、多分。あと「ブルー」という曲がものすごく好き。歌詞がとにかく好き。私は世代が違うので想像するしかないけど、きっとメンバーと同世代の人が聞いたらなつかしさで胸がしめつけられると思う

23. SIBERIAN NEWSPAPER「0」(2012)
もともとは友達がファンで、ライブにお付き合いで行った結果私もファンになった。フロアの真ん中で演奏するライブとか、オールナイトライブとか、いろんなタイプのライブをしてくれたので、いろんな経験をさせてもらった。このアルバムを出したあと活動休止し、何年か前に活動再開し、いまはバンドの拠点にする倉庫を買って改装中とのことで、おじさん(※年齢は知らない)のセカンドライフ的な活動になっていくのかな。再開後のライブには1回しか行けてない。活動休止前の最後のライブでメンバーが冗談で「復帰するときは一発目にヴァッケン・オープン・エア(ドイツのヘビメタのフェス)に出る」みたいなこと言ってたときにはそれでも行くつもりやったけど…

24. 竹内電気「PLAY」(2010)
2009年にOCEANLANEのJet Banquet Tourというツーマンツアーを見に行ったときゲストバンドで出ていたのが竹内電気だった。2019年の同窓会東名阪ツアー、プレミア12の決勝とかぶってたのに、大阪のライブも行ったのに、迷わず野球を捨てて名古屋のライブも見に行ったあたりからどれだけ入れ込んでいたかお察しください(東京も行きたかったけど名古屋→大阪→東京の順でチケットを取ったら秒で売り切れていて取れなかった)。多分解散直前の竹電のライブの常連全国ランキング2、30位以内には入るぐらい細かいイベントライブまで見に行ってたと思う。解散ライブの本編ラストでこのアルバムに入ってる「アンラッキー・レボリューション」のイントロ(※音源にはない)聞いて自分の涙で溺れそうなぐらい泣いた

25. Various Artists「chai SUNTORY OOLONG-CHA CM SONG COLLECTION」(2003)
サントリーウーロン茶のCMに使われていた、日本のポップスの中国語カバーを集めたコンピレーション。めちゃめちゃ聞いた。いま調べたら15万枚も売れたらしい。そうなんや。いまやったらCMソングのコンピが15万枚売れるとか考えられへんな

26. 林原めぐみ「SPHERE」(1994)
林原めぐみは「Irāvatī」までのアルバムは全部聞いて、いちばん好きだったのがこのアルバム。これに入ってる「星を飛び越えて」という曲が私も友達も大好きで、ただ私も友達も二人して「最初に聞いたときはすごく変な曲だと思った」という印象を持っていて、いま聞き返してみても普通の佳曲で、何がそんなに変な曲に思えたのかさっぱりわからない。初聴の人にだけ伝わる何かがあるのかもしれない。「Until Strawberry Sherbet」の日本語ラップと英語ラップを友達と手分けして覚えて完コピを試みたりした青春の思い出が詰まってる。2017年に行われたファーストライブのタイトルが「あなたに会いに来て」だったのには震えた

27. GOMES THE HITMAN「weekend」(1999)
何をきっかけに知ったのか忘れたけど、ものすごくたくさん聞いたアルバム。「お別れの手紙」からの「train song」の流れは天才的だといまも思う

28. 明日、照らす「あなた」(2013)
「リストとカッター」という曲(※リストカットとは関係ない)に竹内電気の山下さんがキーボードで参加していて、竹電が解散してやるせない気持ちを持て余していた時期に「これが山下さんの最後の音源か…」と思いながらよく聞いた(山下さんが突然バンドを辞めたことが解散に至る原因だったので)

29. TRAVIS「The Man Who」(1999)
スペシャだかMTVだかで「Why does it always rain on me?」のMVを見て買ったアルバム。近所の商店街のCD屋(20のところとは別)で買ったとき、いつもだるそうな店員の兄さんが妙に愛想良く包んでくれた。ファンだったのかもしれない。中村一義が当時FM802の「MUSIC FREAKS」のDJを担当していて、番組内で「TRAVISの新譜よかったですよね」と話していて、なんとなく嬉しかったのが記憶にある

30. Various Artists「LIVE Beautiful Songs」(2000)
矢野顕子、大貫妙子、鈴木慶一、宮沢和史、奥田民生による企画コンサートのライブ盤。NHKかなんかでドキュメンタリーを放送していて知った。第2弾もあって、行きたいなと思ったのだけど当時私はほぼコンサートに行ったことがなかったので、チケットの値段に尻込みしている間に終わってしまった。人生最初に行ったライブ(イベントライブ)が1999年で、その次に行ったの(ゴーイングのワンマン)が2009年で、その間の10年ぐらいはどうやって生きていたものか記憶にない。生きるのに必死だったのかもしれない。1999年に行ったイベントライブでPOLYSICSが食パンを投げていたことは覚えている

31. 宇多田ヒカル「HEART STATION」(2008)
生きるのに必死だったのかもしれない時期の私にも有名どころはまあまあリーチしていたということだと思う。通勤電車でよく聞いていた。「Celebrate」がめちゃくちゃ好き

32. the HIATUS「Trash We'd Love」(2009)
当時勤めていた会社で転勤を言い渡されるのと同時に見合いをしていて精神がしっちゃかめっちゃかだったので、「もうどうにでもなーれ」と仕事をブン投げてなんばHatchのライブに行ったのを思い出す。翌月には転勤も見合いも断り自由の身になり友達に誘われて札幌に競馬を見に行ったりした。見合い相手の家族からは気に入ってもらっていたので「お嫁にこないの?」と残念がられた。多分ラジオかテレビ(JAPAN COUNTDOWNとか)か何かで断片的に聞いて、案の定鍵盤が入っていることで引っかかった気がする

33. TM Network「CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜」(1988)
学校で小説の「ユンカース・カム・ヒア」が(多分文庫本が発売されたタイミングで、リバイバルで)流行っていたことなどをきっかけに、オンタイムでではなく、あとから聞いたアルバム。友達に借りたような気がする。いまでも「STILL LOVE HER」のイントロを聞くと泣きそうになる

34. WEST.「rainboW」(2021)
2022年の春に突然エンカウントしたアイドルのアルバム。聞けば聞くほど、ファンしか聞いてないのがもったいないと思う。事務所も事務所だしグループ名もグループ名だし今後どうなるものかわからないけど幸せでいてほしい
* 記載のグループ名を新名称に変更しました。[2023-10-23 追記]

35. Crowns「Stitches in the Flag」(2012)
何から知ったのかさっぱり覚えていないイギリス・コーンウォールのアイリッシュパンクバンドのアルバム。まんまポーグスだと言われたり、あまりセールスはふるわなかったのか、アルバム2枚で解散し、最近突如として再結成した。地元では愛されているのか男女混成のコーラスグループがイベントで楽曲をカバーしている動画などをフォロワーの少ないインスタでシェアしてくれる。このアルバムにも「Windmill hill」というすごくかわいいインスト曲が入っていて好き

36. SPIRAL LIFE「Flourish」(1995)
全然真正面から通ってはないけど後追いでよく聞いた。オンタイムでは知らなかった分、私のなかではサブカルド真ん中の音楽という位置付けだったので、後年NHKの「トップランナー」のCMで田辺誠一が「MAYBE TRUE」を歌っていたり、フジテレビの「ミュージックフェア」で堂珍嘉邦が「STEP TO FAR」をカバーしていたりして、あ、有名なんや、と思ったりもした

37. 小沢健二「Eclectic」(2002)
「球体の奏でる音楽」と迷ったけどフルリピートで聞いた回数でいえばこっちかなと思ってこっち。歌の気持ち悪さを凌駕するよさがある

38. Nothing's Carved In Stone「PARALLEL LIVES」(2009)
この頃にライブに行くようになって、ハイエイタスを聞くようになって、その流れで聞いた。エルレも通ってないから、この時期ぐらいからまっさらの状態で邦ロックを履修する過程で聞いたはず

39. 矢野顕子「ピアノ・ナイトリィ」(1995)
いくえみ綾の漫画で矢野顕子の名前が出てきて、どういう音楽やろ?と興味を持ったのがきっかけで聞いた。当時ミッションスクールに通っていたので、学校でよく聞く機会のあった大中寅二や小坂忠の曲も入っていて親近感をもったというのもある気がする

40. 怒髪天「D-N°18 LIVE MASTERPIECE」(2011)
2009年にライブに行くようになった集大成としてその年の暮れのRADIO CRAZYに行って、多分ハイエイタスとかサカナクションとか目当てで行ったのに全部怒髪天で上書きされて帰ってきた。ベストアルバム以外もいいんやけどバンドの歴史が長い分追い切れなくてこのベストアルバムは助かったしよく聞き込んだ。これとほぼ同時に出た配信アルバム「D-N°18 LIFE MASTERPIECE」(※黒ジャケットがLIVE、白ジャケットがLIFE)の音量がめちゃくちゃちっちゃい。あれはなんかのミスだと思う

41. Hermann. H & The Pacemakers「SIX PACKS」(2001)
どちらかといえば陰鬱なタイプの和物ロックを中心に聞いていたっぽい大学時代によく聞いていたアルバム。とはいえやっぱり鍵盤が入ってて、どうしても鍵盤が入ったバンドが好きなんやなと思う

42. asobius「pray & grow」(2014)
何から知ったか忘れたバンド。同じ曲が10曲ずつ英語ボーカルと日本語ボーカルで収録されているというわりと奇妙なチャレンジアルバムで、まあまあどっちのディスクもよく聞いた。ライブがすごくよかったのでよく行っていた。ボーカル以外が全員脱退し、ソロプロジェクトとして名前だけ残して事実上解散したらしい


42枚振り返ってわかること

・鍵盤の入った音楽が好き
・インスト曲の入ったアルバムが好き
・男声はグループやバンド、女声はソロが好き
・2000年前後を最後に2000年代の10年間、特に後半5年間はほとんど新しい音楽を聞いていない
・2009年に当時の会社をやめて、2014年に野球を見始めるまではまたちょろちょろ聞いている
・野球を見始めてからは新しい音楽をあんまり聞いていない
ということだと思う。わかりやすいね。
「42枚」じゃなく「42曲」だとしたらここに入れたのとはまた全然違うのになると思う。


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